この2カ月、私を夢中にさせてくれたドラマ、『素晴らしき新世界』が幕を下ろしました。少し前までは韓国放送から何日か待たねばなりませんでしたが、配信サイトの普及により、韓国放送から1時間ちょっとで字幕付きで見られる時代になりました。
こんなにドラマに夢中になったのはいつぶりだろう?おかげで睡眠不足の日々が続きました。
あまりにも好き過ぎて途中から1話ごと感想をアップしてましたが、一週間終わってからも冷めない熱。
むしろ見直せば見直すほど発見があってこの沼から抜け出すことが出来ない・・・。

なんてことをしてくれたんだ!『素晴らしき新世界』!

しかし、何度見直しても気になるところがあるのも確かです。
そこでちょっと自分の心を落ち着かせるために!勝手に考察をしたいと思います。

ここからは完全ネタバレですので、未見の方はお気をつけ下さい!!!

①タイムスリップ(タイムリープ)問題

ネットによると、タイムスリップは身体ごと別の時代に移動し、タイムリープというのは意識や記憶だけが過去や未来の自分に乗り移る、んだそうです。

『素晴らしき新世界』のヒロイン、カン・ダンシムは300年前の朝鮮時代に毒殺された王の側室という設定。毒を飲まされて、目覚めたら現代にタイムスリップしていた、そして、その体の主は、シン・ソリという、売れない役者のようだ、ところから物語はスタートします。

このドラマが複雑な理由の一つとして、カン・ダンシムとシン・ソリを同じ女優さん、イムジヨンちゃんが演じています。
他のキャラも、朝鮮時代と現代、同じ役者さんが演じているので、これは単なるタイムスリップではなくて、生まれ変わり設定なのか。前世と今生、みたいな。
不明なまま物語は進んでいきます。
が!
途中で、元々現代の人間だったシン・ソリが、親の心中事件に巻き込まれて死にそうになり、その時に朝鮮時代にタイムスリップして、王の側室になって毒殺されてまた現代に戻ってきた、ということが判明。この辺が結構複雑・・・。
つまり、朝鮮時代の人間だったカン・ダンシムも川でおぼれてその時シン・ソリと入れかわって現代にタイムスリップし、現代で育って、何かのきっかけで朝鮮時代に戻ったようだ、(二人は入れ替わった)ということだと思うんですが。
カン・ダンシムがどうしていたのか?描かれていないので明確には分かりません。
でも、危機に陥った時二人は入れ替わるのだとすると、カン・ダンシムも危機的状況にいたのではないかと想像します。
ちなみに現代のカン・ダンシムのことで分かっているのは日記の内容から、暗い、人とあまりしゃべらない、役者として売れない、事務所との契約も終了した、自分のことを一生懸命育ててくれたハルモ二に申し訳なく思ってる、ということで、結構追い込まれていたんだな、ということがわかります。

ヒーロー、関しても現代のチャ・セゲは血統だけは最高なものの両親とも早世し、周りの家族から会社の後継者であることを疎まれながら、自分の会社BJOを立ち上げ、いとこのムンドの妨害にあいながら会社を経営してます。
朝鮮時代のイ・ヒョンは正室の子として生まれながらも、幼きときに同腹の兄を火事で亡くし、別腹の兄に命を狙われながら、世捨て人のように引きこもって生活してます。
つまり、こちらの2人も状況はとてもリンクしています。

ちなみに、朝鮮時代の王は、弟のイ・ヒョンを罠にはめ殺し王となり、現代のチェ・ムンドもいとこのチャ・セゲをはめて、会社を乗っ取ろうとしています。
つまり、このドラマでは現代と朝鮮時代が完全にリンクしていることがわかってきます。

ここからは私の見解ですが、やはりこれは平行世界(パラレルワールド)なんではないか?!と思っています。

このパラレルワールドを移動できるのはシン・ソリ(もしくはカン・ダンシムも?)だけで、朝鮮時代に起きたことは現代でも起きてしまう。朝鮮時代のイ・ヒョンが王の罠にはまって死んだら、現代のチャ・セゲもムンドの罠で死ぬ。救うためにシン・ソリが時空を超えている物語なのではないか?ということです。

②イ・ヒョン(大君)は振られ、なぜチャ・セゲが恋の勝者になったのか問題

ラブコメと言えばもちろん三角関係。
この『素晴らしき新世界』の斬新なところは、恋のライバルがもう一人の自分であることではないでしょうか?
個人的には私は二番手君にそれほど惹かれる方でもないのですが、大君には幸せになってほしかった。(もちろんチャ・セゲが幸せになれない世界なんて許せないんですけど)
同じ顔で(同じ役者さんですから)、出会いも大君の方が先で、シン・ソリ(その時に名前はカン・ダンシム)と惹かれあってたのも先で、チャ・セゲにも負けないほどの愛情を持っていた大君。(最終回の日記は涙なしには読めない(涙))。

最後に命を捨ててまで彼女を守ろうとした大君。

やはり、大きな一歩を踏み出さなかったことは問題だったのではないかと思います!
もちろん、身分制度の厳しい朝鮮時代に、王の息子である自分と宮女の恋なんて、しかも自分は常に命を狙われていて、どうなるか分からない身。優しくて思慮深い大君が一歩踏み出せないのも、気持ちはわかります。

カン・ダンシムも(もともとシン・ソリ)、身分差は重々承知していただろうし、シン・ソリという人が現代でもなかなか人を信じない人。(チャ・セゲも苦労した)

大君とシン・ソリはお互い一歩を踏み出さな過ぎましたよね。そこが違いかな、と思います。チャ・セゲの何度振られても、プライドをどんなにへし折られても押しまくる姿は素晴らしかった(笑)。

あと、やはりシン・ソリは守られる人になりたい人ではないということも大きかったかなと思います。きちんと自分の足で立ってる人間でないと、いざというときに自分の身を守れないということを経験から知ってる。
これは一貫していて、1話から『私は今生では必ずや非婚を宣言し、学識を積み何かしら第一人者の座に就く』と宣言してますからね。
チャ・セゲが『俺の後ろに引っ込んでろ』みたいなことを言ったときもブチ切れてますし、そういう意味では大君の守り方はシン・ソリの望む守り方ではなかったのかもしれません。

③時間足りなかったよね問題

個人的には最高に大満足で終わった『素晴らしき新世界』ではありますが、あえて言わせてもらえば、時間足りなかったよね?っていうのはずっと思ってます。

まず、カン・ダンシム(シン・ソリ)はなぜ王の側室になったのか問題が未解決です。
大君が流罪になり、頼るところがなくなり、王には王なりの目的があってダンシムを手元に置いたのだとしても、なぜダンシムは大君をはめた相手に身を任せてしまったのか。
(それで必要なくなったら毒殺されるって・・・(涙))

そして、シン・ソリが現代に戻ってきたということは、カン・ダンシムは朝鮮時代に戻っていたということだと思うのですが、何をしていたのか?
シン・ソリが驚異的な力で現代に順応していったように、現代っ子のはずのダンシムも朝鮮時代に順応するために孤軍奮闘したはず。しかも毒殺された王妃、大君いない、という状況下で。いやいや、そもそも、ダンシムの戻った段階がどこだったのかも明確にされていない。シンソリが過去を変えた(大君と海に落ちた)ところに戻ったのか?
謎だらけでモヤモヤします。
なので、ダンシムが朝鮮時代に戻って、生きるために清に渡ることを決意した大君と行動を共にすることになったようだ、というワンシーンを入れてくれたのは、本当にうれしかった(涙)。
ですが!欲を言えばそのストーリーも見たかった(涙)(涙)(涙)。

朝鮮時代のモ・テヒはどんな存在だったのか、とか、気になることは沢山あります。
これは、まあ時間が、足りなかったんだろうな・・・と想像するんですが。

見たかったぜ!というのが正直なところです。
(日本だとパート2とかありますけど、もうこれだけのメンツをまた集めるのは難しい気がします。ナムジュン氏は爆売れしちゃったし・・・)

余談 ホ・ナムジュン氏はなぜ今まで見つからなかったのか?

このドラマは、みんな上手だったし、役に嵌ってたし、最高のキャスティングだったと思うんです。ヒロイン、イムジヨンちゃんはもちろん凄かったんですけど、それにしてもチャセゲと大君を演じたホ・ナムジュン氏は凄すぎた。
もちろん、急に現れたわけじゃなくて、韓ドラファンの中ではもうとっくに見つかってたんだと思います、私が勉強不足だっただけで。
それにしても、今回ナムジュン氏の演技に何度撃ち抜かれたか・・・。
前半は、この人上手いな~魅力的だな~だったんですけど、後半は、ナムジュン氏、やばいな!!!と何度思ったことか・・・。

・6話の手首キス
・9話の屋上キスシーン
・11話の病院での目覚めたシン・ソリとの再会シーン
・14話のおじいちゃんとのシーン、美術館での慟哭シーン、シン・ソリとの再会シーン

なんていうか、心を鷲づかみする表情をされるというか・・・。そういう意味では7話でシン・ソリに拒絶されるシーン(『傷つくな、シン・ソリ』)も、ちゃんと傷ついてるのが伝わってきてツライんですが、なんていうか、韓国の男性ヒーローって圧倒的カリスマっぷりで(目力とかカッコよさとか)魅せてくる方が多いイメージだったんですけど、演技力でやられる感じというか・・・。
受け芝居が上手いのかしら?
でもパワーもある。(14話の前半はナムジュン祭りか???)
こんな人、どうしてもっと売れてなかったのか?謎でしかない、と見ながら思ってしまいました。(突然うまくなったとは思えない)

チャ・セゲも最高に魅力的だったけど、大君も魅力的で、でも同じ人が演じてるとは思えないぐらいちゃんと別人物で。
なんで、こんな人がもっと売れてなかったの???とやはり声を大にして言いたい!

おかげさまで、ドラマが終わって一週間経っても、ドラマも何度もリピしてますが、ホ・ナムジュン探しもSNSでしまくってます。
(次回作品も、まあ抗日運動の話とちょっと重そうですが、見るのが確定しました)

いや、でもホ・ナムジュン氏には大スターになるよりも、息の長い役者としていい作品に出続けてほしい、ほんとに心から思います。
(間違っても変なスキャンダルに巻き込まれないでくれ!)

と、自分の中の想いを勝手に書きなぐってきましたが、もうこんなにハマるドラマには、しばらく出会えないだろうなあという、軽く鬱っぽい気持ちも抱えつつ、それでも!こんなに夢見させてくれたドラマを作ってくれてありがとう!という気持ちが大きいです。
キリがないので、今回がこの『素晴らしき新世界』に関する内容を最後にしようと思いますが、まだまだしばらくの間、SNSで皆さんの意見や感想などを読ませていただいて、リハビリしていきたいと思います。

勝手な考察ですが、ここまでお読みいただいた皆様、ありがとうございました!

投稿者

ヤスティ

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